(故)吉田克朗「触」ア・ラ・カルト展
KATSURO YOSHIDA 出身地 埼玉
2000年9月4日(月) − 9日(土)



吉田克朗氏が逝って、はや一周忌を迎えることになる。が、未だに私は披の早逝が 信じられない想いでいる。確かに通夜にも告別式にも末席をけがし、火葬場までも行っ た。彼の死顔をたしかめ涙したのに‥‥。
あの涙は何だったのか。今、思えば"戦 友"の死であった。
私は作家でもなければ、ましてや"もの派"の一人でもない。
でも私の"戦友"であったという思いは、日毎に増している。"もの派"の主要メンバー の中でも、彼はいち早く平面に戻った作家である。あの「触」の感覚を持って制作された作品群は、指頭で描かれたものは勿論のこと、絵筆によるものであっても「触」の感覚が込められていると思う。セラミックの仕事も然り。
したがって、今回の展覧 会を「触」ア・ラ・カルトとした次第.必見を乞う。

画廊主 新田 公敏

※彩林画廊、センターポイントコレクション中心に展覧

作品点数 50点位タブロー、版画、セラミック(1点)etc




会場風景


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