奈良達雄

NARA Tatsuo


 1997年7月4日、12年間の闘病の後逝った奈良達雄は、86年のガン告知に「手術拒否」を宣言、食事療法でこれに立ち向かう。しかし、やがて「ガンと闘う」姿勢から病を敵視せず、あるがままを受け入れて「病と共に生きる」姿勢に変わってゆく・・・・・。 創形美術学校卒制で留学賞を受賞、独立美術協会々員として将来を嘱望され、「広大な宇宙や、繊細な世界にも存在する不思議な力、エネルギーの表現」と評される数多くの作品を残した。

1950年 東京、目黒区生まれ
1972 創形美術学校造形科入学(4期生)柏クラス
1973  第41回独立展へ出品入選
1975 創形美術学校卒展 留学賞・作品買い上げ
1976 第44回独立展、ヨーロッパ留学
1977

第45回独立展 小林賞

1982 第50回独立展記念賞展
1986 創形美術学校講師となる、ガン発病
1987 第55回独立展 高畠賞
1988 現代美術120人展(埼玉近代美術館)
第56回独立展、独立賞
1989 個展(ぎやらりいセンターポイント第1回)
CAF展(埼玉近代美術館)
1990 創形東北グループショー(宮城県立美術館)
1991 個展(ぎやらりいセンターポイント第2回)
1994 独立美術協会会員推挙
1995 個展(ぎやらりいセンターポイント第3回)
1997 7月4日永眠 享年47才
第65回独立展 遺作展示
1999 奈良達雄作品集出版
奈良達雄遺作展(小平ルネ小平展示室)
2000 奈良達雄遺作展(ぎやらりいセンターポイント)

 


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150F
テレホン
油彩
1977




20F
ギャンブラー
油彩
1983

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